唯我独尊な「音」

最近どうも携帯電話のマナーってやつが悪くなってるんじゃないかと感じるのは歳のせいなのか?
車内アナウンスでは「マナーモードに切り替え、通話はご遠慮ください」と言っているが、携帯電話がこれほど普及してなかった時期の方が電車やバスの車内で通話をする人は少なかったような気がする。
まあ〜単純に持ってる人が少なかっただけかもしれないが…その割に「マナーモード」の認知度が低くてよく呼出音が鳴ってたけどね。
今は呼び出し音鳴らしてるヤツは少ないんだけど、平気で通話を続ける輩が増えてきたような。

と、言う訳で少し観察してみたら、何となく傾向のようなものが見えてきた。


まず「呼出音付通話派」
 これは圧倒的に年配。それも団塊以前。「鳴らしちゃってごめんなさい」的に小さい声で「今○○だからもうすぐ着くから」とあたりを気にするのが女性。大声で延々と仕事の指示を出しちゃうのがトップになりそこなった管理職風のオヤジ。かかってきた通話が終わった後に別のところにかけたりする。
たぶんこういうオヤジは会社でもPCを誤操作した挙句に「壊れた」だの「使いもんにならん」だの言うんだろうな。そうじゃなければ見積書なんかも、Wordで苦労して罫線引いた表に電卓たたいて数字を入れてるんだろうな。


次が「今夜のおかずは何にするの派」
 言わずと知れた中年のオバサン。見た目の年齢ではない。多分遊びに行った帰りなんだと思うんだが、旦那だか子供だかに電話をかけて「おかずを作るのがいやだから飯は作らないぞ」と言いたいのを、相手に「じゃあ外で食べよう」と言わせようとしている。
そんなことは電車を降りてからで十分なはずだと思うのだが、思いついたときにすぐ電話しないと気が済まない様だ。
この手のオバサンが集団でいるとさらにタチが悪い。ほぼ全員が同じ内容の電話をするのだ。
どうせ全員が電話するなら、頼むから順番に一人ひとりかけるのはやめてくれ!


最後に「今どこにいる派」
 若い連中がこれ。高校生くらいのガキから二十歳代前半くらいかな。すいてる電車だと必ずと言っていいほどいる。朝のラッシュの中でこれを始めたヤツは流石に周りの視線に気づいていたようだ。
男は比較的短い。「今どこよ」「ダッシュで来いよ」くらい。でも女は延々降りる駅に着くまで止めない。降りても話し続けてるんだろうな。同伴のお誘いでもしてるのか?


おまけ「シャカシャカ派」
 昔Sonyウォークマンが出たてのころ、(う〜ん25年位前か?)ヘッドホンがしょっぱくてかつ大音量で聞くのがはやって(?)いて音漏れさせているのが大量発生していたけれど、一時期全くいなくなったんだけどね。
iPodを筆頭に値段が下がって猫も杓子も「音楽を携帯できる」ようになったからかな、またぞろ出てきた。ヘッドホンの性能は確実に上がっているはずだから、再生音量も確実にでかくなってるんだろうな。学校や会社に行って人と話ができるんだろうか?